神様の義

老いの身のあわれを誰にかたらまし
杖を忘れて帰る夕暮れ 
          (良寛


子ども 笑うな 来た道じゃ
老人 笑うな 行く道じゃ  
       (作者不明)


一言も しゃべらぬ日あり
老い 一人  
                   (作者不明)




正義・・・の正の意味は正しいこと、では、・・・義の意味は?
儒教では、義の対立する概念は人間の欲望を追求する「利」とされ、
キリスト教では、罪の対立概念とされるとの事です。

これは他者に対して義(ただ)しい、誠実な、偽りのない態度で臨むこと、またそのような態度が可能である魂の状態をいうのだそうです。

この世の中で正直に懸命に生きる人を裏で陥れる人間は、いくらでもいるし、嘘、偽りを言う人からは、逃げるが勝ちなのですが・・・・、

逃げることが許されない関係の中では、せめて、その相手と同じレベルの人間になってしまう事だけは、絶対に自分に許してはいけないんです。

神様の義を信じたいから、また、聖書を読んでいます。
神様の御言葉が救いになる事を祈りながら・・・。


「神の思いは、人の思いにあらず」・・・・