cat hugs kitten

1948年(昭和23年)季刊『美しい暮しの手帖』として第1号が創刊された
生活総合雑誌の300号記念特別号(保存版)を日本に行った折に買ってきました。

その中に1949年12月号の「お料理いろはかるた」というのがあって、
い、ろ、は、に、ほ、へ、と、・・・一字一字に生活の知恵が書かれていました。

たとえば、「い」いの一番料理は親切・・・・・というように。

そして、「を」の箇所には、女は料理で天下取れとありました。
そこに書かれていたメッセージは、以下の通りです。

「一軒の家を治めるものはどんな偉い男よりも、平凡な人でかまわないから女がよい。
その又女が一軒の家を治めて行く上から云って、料理ほど都合のよいものは有りません。

老若の争いの起こるのも、夫婦が不和になるのも、
不良少年や、不良少女の出来るのも、つまり主婦に料理のわざがかけて居るからで、
料理を熱心にする人は必ず家庭的であり、
心をこめた料理のあるところに不和はありません。」

本当にそうだと思います。

たとえ、ちゃんとしたお料理が作れなくても、子供にとっては、おにぎりでさえ、
母親が握ってくれたなら、特別のごちそうになると思います。

そして、その母親が抱きしめてくれたら、子供は、どんなに幸福なことか・・・・・。

忙しすぎるお母さん、そして、お父さんも、
何が本当の幸福なのか・・・・頭でなくて、心で受け止めてみましょうよ!