一瞬が永遠になる時 その2


* 数日前に書いたものに付け加えて書き直しました。


一瞬が永遠・・・・と言えば、主人との出会いもそうかもしれない。

お世話になっていた大学教授の紹介で初めて主人に会った時、
主人は10分程、遅刻して待ち合わせ場所に現れました。
その日は、訳あって30分しか時間がないと言っていた私。
(実は、時間はたっぷり、あったのですが、・・・)

だから、話をしたのは、ほんの20分程度。



コーヒーショップでの会話の後、
紹介して下さった先生が3人でランチを一緒に・・・と誘って下さったのですが、
30分しか時間がないと言ってしまった手前、
お昼は断って、そのまま私は家に帰ってしまいました。



家に着くと玄関先で出迎えてくれた母。
「どうだった?」。。。。。と尋ねて来た時、
「結婚すると思う」。。。。。と即座に答えた私。

その後、母は「決まったわね」・・・・・と言い、

母の言葉通り、
三ヶ月後に主人からプロポーズされ、それからさらに六ヶ月後には結婚。


待ち合わせ時間に遅れてきた主人は、
コーヒーショップの入口あたりで、ネクタイを直しながら入ってきました。
この一瞬が永遠になったような気がします。




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母の「決まったわね」・・・・の言葉。

主人は、この話を聞いて、
一方的に母と私に決められたようで何か、腑に落ちない感じです。


それと・・・・・、
私が主人の外見に一目惚れしたと主人は思い込んで、
そのように人様にも言うのですが、
どうも、主人の言葉を信じる人は、少ないようです。



まぁ、一目惚れと言えば一目惚れかもしれない。
でも、それは主人の考えている外見ではなく(なんか、強調するようで申し訳ない)、
主人の一瞬のしぐさに、主人の”人となり”を垣間みて、
結婚するなら、こんな人。。。。と直感したからだと思います。


あれから、30年以上が過ぎて改めて思います。
私って男性を見る目があったんだなぁ・・・・・と。