年末が近づくと・・・・・・


子供が幼稚園くらいの時に不思議な現象が私に起こりました。


錯覚と言えば、錯覚?


入園させたい幼稚園の願書を受け取りに行くため、
幼稚園に問い合わせたところ、
私たちが住む地区には送迎バスは行かないとの事。


それでは、困るので、数日後、
第二候補の幼稚園へ願書を取りに行こうと思った朝、
まだ、ベッドに横になっていた私の脳裏に
不思議な文字が炙り(あぶり)文字のように浮かんできました。


炙り文字というのは、みかん汁などを筆に浸し、紙に書き、
それを(今では見る事が滅多にない)火鉢の上にかざすと、文字が浮かんできます。
それが炙り文字です。

幼い頃、冬になるとこんな遊びをよくしたものでした。




・・・・・・


その朝に、薄墨色のように炙り出された文字は、
第一候補の幼稚園の名前でした。



ひょっとして・・・・と思い、
その幼稚園に電話をしてみたところ、
私たちの住む地区からの要望が多く、送迎バスを出すことにしたとの事。



偶然と言えば、偶然?



でも、
不思議な事にそれからもそんな体験を幾度かしました。



家族でサンフランシスコに移住することになった時も
移住前に、
ニューヨークへ出張中の主人と電話で話している途中に
突然、サンフランシスコの文字が浮かびあがりました。


日本に帰国したその夜、
半分眠りの中にいた主人に
サンフランシスコに住む事の可能性を聞いたところ、
”今のところ無いし、もしも、そんな事があったらいいね。”・・・・と言っていた主人。


ところが、
それから三ヶ月後には主人が一足先にサンフランシスコへ赴任。
私も子供を連れて、後から追いかけるようにサンフランシスコへ移住。
7年ちょっとの間、サンフランシスコの住人となりました。



その後も、不思議と年末近くなると
新しい年への教訓の言葉というか、
注意すべきような言葉がふと、浮かぶようになりました。


なんか、短い言葉だったり、長かったり、
その時々で違っていました。


日本に帰国してからは、
蝋燭の炎がフッと消されたかのように
何も思い浮かばなくなってしまいました。





ところが、最近・・・・・・・・、
昔のように炙り文字ではありませんが、
何となく、気になる言葉が、ふと、浮かぶことがあるのです。


・・・・・・・今朝、
何となく、出てきた言葉が、


”好事魔多し”




故事ことわざ辞典によると、

好事魔多し

【読み】 こうじまおおし
【意味】 好事魔多しとは、良いことはとかく邪魔が入りやすいということ。


【注釈】 良いことには邪魔が入りやすいものだから、
良いことがあったからといって有頂天になってはいけないという戒めの意を含む。
「魔」とは、「邪魔」の「魔」。
「好事魔を生ず」とも。


【類義】 寸善尺魔/月に叢雲、花に風/花に嵐/花発いて風雨多し


【英語】 Good luck comes by cuffing.
    (幸運は平手打ちをして過ぎ去る)

なるほど、
注意しましょう!

心を引き締めて2016年に備えようと思います。