蓮の花

”泥に咲く蓮の花”




都大路(みやこおおじ)にすてられし

塵芥(ちりあくた)の堆(つみ)の中にも

げに香りたく

こころたのしき

白蓮(びゃくれん)は生ぜん  (『法句経』) ”


”大都会に住む人々が捨てた、山のような汚いゴミのなかから、
何とも香りのよい、心を清らかに安らかにさせる白い蓮の花が咲く。
何とすばらしいことか”


汚れた泥の中で、その泥に染まることなく、
汚れた泥を養分として清浄な気高い花を咲かせる蓮の花。


真珠と似ている。

真珠貝(アコヤ貝)が、自分の体内に入ってくる「異物」を
体液で包んでゆき、いつか、あの美しい真珠にする”・・・・と
渡辺和子さんの本に書いてあった。


どちらも強い。
すぐに挫折する私とは、あまりにも程遠い。

だから、蓮の花と真珠が好きなのかもしれない。