痴呆と老人の心理

痴呆と老人の心理      

http://pia.client.jp/cocoro2.html (引用サイト)




「ごはんを食べていない」発言の意味

老人にとっては食事は家族とこころの交流を表わしています。
お昼は美味しかった?
今度は何を食べたい?などの会話を相手に印象づけるようにしていくといいでしょう。

さっき食べたでしょ、などと否定の方向に誘わない。



「お金が無くなった」発言の意味
お金は能力を表わしています。
大事なものが失われて行くことへの不安やあせりが元にあります。
それを言う事で注目・関心をかいたいということかも知れません。
攻撃しているかもしれません。

居場所を作ってあげ、役割を与える事で安心感を得ます。



「死にたい」発言の意味
「こっちを向いて、さみしいよー」だと思ってください。
言えばいつでも振り向いてくれると思うと、何度も言うようになりますから、
その言葉に大袈裟に反応しないこと。




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最近、たくさんの介護ブログに立ち寄っています。
老いた親との関わりに四苦八苦しながらも
自分の身体にムチ打つように頑張っている人たち。

いつだって切れそうになる心をぎりぎり断ち切らないように・・・と
必死で頑張っている人たち。

いつ、なにをきっかけで
全ての努力が断ち切れてしまうのか
人間として、まっとうでいたい・・・・・と願う心を失ってしまうのか


自分のことを知る人よりも
見ず知らずの人にしか打ち明けられない悲痛な生々しい心の思い。


きれいごとの言葉なんて苦しいだけかもしれない。
それが現実かもしれない。






「 私には、自分のしていることがわかりません。
私は自分がしたいと思うことをしているのではなく、自分が憎むことを行なっているからです。
・・・・・・・・ 私は、ほんとうにみじめな人間です。
だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。」

(ローマ人への手紙7:15〜24)