認知症?

最近、ある人の言う言葉に戸惑うことが幾度かありました。
その人が嘘を言っているのか、
はたまた、ごまかしているのか、

本当にそう、思って言ったことなのか、・・・・・????です。


そんな折、
ある医師が認知症について書いた記事を見つけました。
その記事を紹介します。

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http://www.alzheimer.or.jp/?p=3365
「不利なことを認めない。見事にごまかすのも症状」


自分にとって不利なことは一切認めないで、
認知症があるとは思えないほど、
素早く言い返してくる特長を、私は「自己有利の法則」と呼んでいる。
ちなみに「法則」と名付けたのは、
この特徴が認知症の人に普遍的に認められるからだ。

認知症になると、なぜこのような特徴がみられるのだろうか。

人には自分の能力低下や自分の責任を認めたくないという
自己保存の本能が備わっている。

普通の人があからさまなうそを言わないのは、
「うそとわかったら自分の立場がもっと悪くなる」と推理・判断できるからだ。

しかし、認知症の人は推理力・判断力が低下しているため、
自己保存の本能のままに言っているにすぎない。

つまり、
うそを言うことやごまかすこと自体が認知症の症状であるととらえるべきだ。


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その記事の結びの言葉には、

「自己有利の法則」を知り、認知症の症状であるととらえることで、
無意味なやりとりや、かえって有害な押し問答を繰り返さず、
混乱を早めに収拾することができるようになる。


・・・・・と書かれています。




認知症と捉える方がその人に不信を持たずに済むけれど、
それも悲しいこと・・・・・・。

でも、正気だと思うと、それも引っ掛かる。
なんだか、複雑な気分です。