ユーモア

人は何を笑うかによってその人の品性がわかると言います。

いまTVに出てる若い芸人さんたち。
どこが「芸」なのかと思うことばかりです。

昔の芸人さんは本当に面白かった。
多くの噺家さんやお笑いの芸人さん達の巧みな話しっぷりに心が”ほのぼのと”したものです。

通っていた小学校が上野、黒門町で、
近くに伝統話芸「落語」を中心とした寄席演芸の鈴本演芸場がありました。

古今亭志ん朝さんをお見かけしたことがありましたが、
とても、粋な優しげなお兄さんでした。

鍵っ子だった私はテレビっ子でもありました。

”デン助”や”藤山寛美”のお笑い劇場。
NHKの”お笑い三人組。”
てなもんや三度笠
江利チエミの”サザエさん”・・・・・・・等々

そして、三人姉妹の”かしまし娘”さん達の楽しい歌とおしゃべりの番組もありました。

その番組のスポンサーが出すCMには、
いつも、美味しそうなバター(マーガリン?)がパンに塗られて登場するのです。
ちょうど、お昼どきのCMで、お腹が空いていた事もあって、忘れられないCMでした。

CMといえば、大好きだったCMソングがあります。


”雨が降ってる日曜日・・・ぼうや 泥んこ 何故泣くの?”

”あそこの 角で 転んだの”

”どうして そんなに 急いだの?”

”明星即席ラーメン パパと一緒に 食べたいの”


メローデイが浮かんでくる方、いますか?



ミッキーカーチスさんが歌っていたんですね。
代わりにこの方が歌っている動画を見つけました。








黒柳徹子さんが声優として出ていた”ブーフーウー”や
チロリン村とくるみの木”なども、たくさんの夢を与えてくれていました。

黒柳さんは”魔法のじゅうたん”にも出ていましたね。
ゲストの子供と魔法のじゅうたんに乗って、空を飛び回り、色々な学校を上空から訪問するのです。
子供心には、本当に”魔法のじゅうたん”があるかもしれないなんて、思ったものです。

あの時代は子供の心に多くの夢を与えてくれた大人たちがたくさんいました。
昭和の戦争を体験し、大変な時代を生きた方々ですね。
私の親もそうでした。



上智大学のアルフォンス・デーケン先生の著書に
「ユーモアとは、にもかかわらず笑うことである」という言葉が書かれていました。

悲嘆やつらさを越えて、不条理や人生の深淵に直面し、
悲しみの縁に立たされ、「にもかかわらず」笑える、
それが本当の意味でのユーモアであると・・・・・。


大変なとき、必要なのは、やはり”SMILE!”なのですね!